循環型農業を目指して…

野菜を生産しているのは加賀市塩浜町に本社のある農業生産法人「なっぱ会」。なっぱ会は循環型農業を目指し2003年に設立された会社です。

市のゴミステーションや企業、小・中学校などの協力で回収された生ゴミを発酵させるなどリサイクルして堆肥に。廃食油はろ過などしてハウスのボイラー燃料として再利用されます。

現在は加賀市や白山市のおよそ5ヘクタールの敷地にあるハウスや露地で金時草やキュウリ、春菊、ミニトマトなどを栽培し年間およそ130トンを出荷しています。

農業生産法人なっぱ会 北村栄社長
「生ごみのリサイクルを考えたが円滑に継続しようと思うと、受け皿の農業が無いとできないということで考えた。二次産業の方が手をあげてくれたということが非常にうれしい。広がりというか啓発がさらなる啓発に繋がると思う」

ソディック加賀事業所では、なっぱ会の野菜を食堂で提供される料理の食材にも活用し循環型社会の実現を目指し協力しています。

ソディック総務部 寺下めぐみさん
「SDGsという言葉は、よく聞いていると思うが、個人ができることとは中々ないという風に嫌厭されているところもあるので、会社としても廃油を回収するということを推奨し、皆さまにこれからも引き続きご参加いただけるように取り組んでいきたい」

持続可能な社会を目指すSDGs。その一環として注目される循環型農業。ソディックはこの取り組みが少しでも従業員をはじめ、社会のSDGsへの意識の高まりにつながればと期待を寄せています。