(PDエアロスペース 緒川修治社長)
「ここが(空港と)つながっている。ここが宇宙につなぐ道になる。宇宙港の始まりがここ」


宇宙へ飛び立つための拠点「宇宙港」の開発予定地です。

(PDエアロスペース 緒川修治社長)
「ここから無人機が飛び立ち、それから有人機が飛び立ち、一般の人が飛び立つスタート地点」


そして飛行試験、当日…。

(PDエアロスペース 緒川修治社長)
「(滑走路の)真ん中あたりから僕らの目の前くらいまでに(機体が)止まるはず。かなりランディング(着陸)は難しいので」


機体の操縦はカメラの映像などを基に遠隔で行います。

目標は空港の周囲約10キロを周回し、滑走路に戻ってくること。


(PDエアロスペース 緒川修治社長)
「泣いても笑っても一発。結果を待ちます」


いよいよ飛行試験の開始、果たして…。

離陸は成功、順調に高度を上げていきます。


しかし…。


(無人機のパイロット)
「ノーコントロール、今オートパイロット」

機体からの通信が途絶え、自動操縦モードに切り替わりました。


そして…、機体は海に落下。

飛行禁止エリアに突入する恐れから、エンジンが自動で停止しました。

(PDエアロスペース 緒川修治社長)
「良い報告ができなかったことについては申し訳ない気持ちでいっぱいです」

機体はバラバラに壊れたものの既に回収、人的被害もありませんでした。

それでも…。


(PDエアロスペース 緒川修治社長)
「やれることはやったし(飛行データから)得るものはあるので、それを生かせるようにしていきたいと思う。ネガティブに捉えるのではなくポジティブに」

愛知から宇宙へ、PDエアロスペースの飽くなき挑戦は続きます。