マイナンバーカードについて、保険証との一体化を巡って誤った情報の紐づけが発覚するなどして全国的に返納が相次いますが、盛岡市でも6月だけで個人の希望による返納が26件に上ったことが分かりました。

 一時期のピークほどではありませんが、盛岡市役所の窓口には4日もマイナンバーカードの交付や住所変更などの手続きに訪れる人が途切れることはありませんでした。
 5月末現在で、盛岡市民のうちマイナンバーカードの申請しているのは87.8%。交付は73.5%となってます。
 一方で窓口にはカード返納に訪れる人も増えています。
 マイナンバーカードには交付後に住所や名字が変わったことを記す追記欄がありますが、この欄がいっぱいになったり交付から未成年で5年、成人で10年経過したりするとカードを一旦返納し再交付を受ける必要があります。
 盛岡市役所でのカード返納数は4月の23件、5月の33件に比べ、6月は176件と大幅に増えました。
 これについて盛岡市は、6月に入って交付当時未成年者で5年が経過した人が増えているためと分析しています。
 個人理由による返納も4月の2件、5月の4件と比較して先月は26件と大幅に増えています。
 このことについて盛岡市の担当者は「誤った情報の紐づけなどが全国で発覚していることが影響しているのでは」と話していました。