青森駅で列車の人身事故を想定した訓練が行われ、JRの職員が警察や消防と連携しながら負傷者の救出方法などを確認しました。

青森駅で行われた人身事故対応訓練会にはJR東日本の職員のほか、消防と警察、合わせて約90人が参加しました。訓練は青森駅を出発した列車が線路内に立ち入った男性と接触したという想定で行われ、事故発生後、運転士からの通報を受けた警察と救急隊がすぐさま現場に駆けつけました。そして、車両を専用のジャッキで持ち上げて車両の下から男性を救助し、事故発生から約1時間後に運転を再開させました。

※JR東日本青森営業統括センター 一戸智地区統括
「今回訓練を経験した社員がまわりの社員に広げて、それぞれの社員がいつどこで事故が起こっても対処できるようにイメージトレーニングをして、事故に備えることが必要」

今年、青森県内では12件の鉄道事故が発生し3人が死亡していて、警察は線路内へ立ち入らないほか踏切では安全を確認して横断するよう呼びかけています。