相続税などの計算の基準となる土地の価格=路線価が公表され、長野県内では、28年ぶりに平均値が横ばいとなりました。

関東信越国税局によりますと、長野県内およそ5,200地点で2023年の路線価を前の年と比べた変動率の平均は横ばいとなりました。

「変動率の計算方法が変わった2010年」より前も含め、県全体では1995年から2022年まで下落が続いていたため、実に28年ぶりの『横ばい』です。

県内で最も高かったのは長野市の長野駅前通りで、1平方メートルあたり28万円。

上げ幅が大きかったのは、白馬村北城(ほくじょう)の村道和田野(わだの)線で2万8000円と、2022年から16.7%上昇しました。

全国でも3番目の上げ幅です。

特に東北信では横ばいまたは上昇の傾向で、新型コロナが落ち着きを見せ、不動産投資の需要も回復傾向にあることが要因と考えられています。