この大雨で、山口市小郡地区では、床上・床下浸水が多く発生しました。
過去にも浸水の被害を受けたという地区ですが想定を上回る雨でした。
次の被害を防ぐために、私たちはどう行動すればいいのでしょうか。
山口市の小郡上郷では、降り続いた雨の影響で、一帯が冠水しました。
床上浸水した美容室では、店内に押し寄せた泥水を外に出す作業が行われていました。
2日後のきょう(7月2日)。
泥は取り除かれていました。
しかし、損害は数百万円にのぼるといいます。
営業再開には、あと1週間以上かかる見込みです。

ゴミ置き場には、水につかって使えなくなった家電や畳などが多くありました。この地区は2009年7月の豪雨でも浸水の被害を受けたということです。
床下浸水の被害を受けた住民
「市がかさ上げは、道路とか川のかさ上げはしてもらったんですけどね、全然意味なかったですね」
前回の経験を踏まえ、町内で対策をとっていましたが…
「車はですね、町内のほうで水路のほうがつかったらみんな出られないから、町内のほうで(近くの)パチンコ屋さんに相談して、みなさんに知らせて、出られないようになるから、早めにということで大体避難はしたんですけど」

予想以上の雨量で、車の避難が間に合わなかったという人もいました。
この付近では、軽乗用車に乗っていた男性が死亡しました。
車ごと川に流されたとみられます。

床下浸水の被害を受けた住民
「早め以前に逃げる、難しいですよね。気がついたときには遅いっていう形になるので。とにかく、近所も含めて逃げるのが遅くなる人は早めに、予防的にですね、訓練と思って行くしかないですよね」
「早めよりさらに早く」
早すぎる避難はありません。
今回の被害を教訓に、あらためて命を守る行動を考えなくてはなりません。














