記録的大雨による豪雨被害から5日。被害が大きかった立山町では住民らによる復旧作業が行われていますが、人出不足で復旧は思うように進まず、農地はほとんど手つかずです。住民からは終わりの見えない作業に悲鳴があがりはじめています。

先月28日に県東部を襲った記録的豪雨。立山町の白岩川周辺では床上浸水2棟、床下浸水10棟の被害が出ました。
あれらか5日後。白岩川の堤防が決壊した立山町の白岩川周辺では3日も地元建設業者による護岸工事が急ピッチで進められていました。床上浸水の被害にあったこちらの民家では家に流れ込んだ土砂を詰めた大量の土のうが積み上げられていました。

家主の親戚:「いつ終わるんやろうとやり始めて、皆さんに助けられてここまで無くなった」

ボランティアの男性:「自然の力もすごいけど人間の力もすごいって。よいしょ。マンパワーだね」

この週末、立山町にはボランティアらが加わり急ピッチで復旧作業が行われました。こちらの民家にもボランティアや親戚が集まり床上まで水が流れ込んだため畳をすべてはがして床下の泥を取り除きました。
手伝いに来た男性:「機械が入らないから人力でかきださんと、ずっと湿気があるし虫がわいてもいけないし」

床上浸水の被害を受けた家の家主:「(当時)こわっかた。ボランティアの人にものすごく助けてもらっている」

この家に住む女性は、災害が発生した先月28日からずっと避難所などで寝泊りしていて、ようやくきのう自宅で眠ることができたといいます。
記者:「眠れましたか?」
女性:「2階に8時ごろ行って。それから疲れとったというか。6時までぐっすり」

週末の2日間、ボランティアや近隣住民およそ60人が参加し、少しずつ復旧作業が進んでいるように見えますが…。
記者:「白岩川の決壊現場です。復旧工事が進められ、川の流れは元に戻りつつあるんですが、奥の農地、まだ手つかずの状態になっています」

特に農地の被害は甚大で現在確認されている水田の被害は22万平方メートル東京ドーム4個分にのぼり町によりますと復旧までに長ければ3年かかるということです。被害が大きかった白岩地区では、収穫できる可能性のある田んぼの保全を進めていますが、用水路には泥がたまったまま。


いまだ手つかずの状態で人が足りないのが現状です。

記者:「復旧作業は思うように進んでいますか」
白岩区長:「進んでないね。これからですね」
記者:「足りてないことは?」

白岩区長:「人手」

こちらは記録的な大雨の翌日に撮影した白岩川の映像です。堤防が決壊し、川の水が近くの水田に流れ込んでいます。

2日後、水が引くとおよそ100メートルに渡り護岸が削られていました。被害の大きさが分かります。白岩川周辺ではこの場所を含めて現時点で19か所の堤防や護岸の欠損が確認されています。

記者:「記録的な大雨から3日が経ちましたが、川の中に重機が入り堆積物を撤去しています」

県は被害の大きかったところから応急的な処置を進めていますが、今も被害状況の把握すらできていない場所もあるということで完全復旧の目途は経っていません。


住民からは不安の声も上がり始めています。
住民:「まだ心配ですね。復旧、堤防のほうやっていますけど、前みたいに同じくらいになるともっとひどいことになる。怖いですね」


住民が安心して暮らせる日は、いつになるのでしょうか…。















