福岡県によりますと、EV充電器は県内の597か所に812基が設置されています。ただし、急速充電できるのは半数以下の336基しかありません。政府は2030年までに公共用の急速充電器3万基を含む充電インフラを15万基設置する目標を掲げ、2035年までにガソリン車の新車販売を禁止して100%電動化を目指す方針ですが、その中にはハイブリッド車も含まれています。
日経エネルギーNext・山根小雪編集長「日本の政策はEV一辺倒ではなくて、環境性能の高い車に対して補助金を出し日本の自動車産業と一緒に国内マーケットも作るスタンスを取っていると思う」
◆世界的な「EVシフト」にユーザーの反応は?

日本のEV市場でいま、人気が高まっているのが日産のEV「サクラ」です。価格は220万円、軽乗用車のEVという手軽さと国から55万円の補助金が出るというメリットで、去年6月の発売以来1年で累計販売台数が4万2000台を突破しました。
日産福岡販売マリノア店・小副川宏課長「8時間の充電時間になりますけど、180キロの走行できます。電気自動車に抵抗があるお客様も多いんですけど、サクラが出たことで低価格で乗ることができます。ガソリン代が高騰している中でランニングコストが抑えられる電気自動車が、今後より一層普及していくのではないかと思っております」
脱炭素社会の実現に向け、電気自動車にシフトする動きが世界中で加速するなか、中国メーカーの日本進出は、日本の自動車業界やユーザーにどんな変化をもたらすでしょうか。














