コンビニ「ローソン」の人気商品「からあげくん」は今年の4月で発売36年を迎えた。これまで一度も値上げせず価格は216円(税込み)だ。その「からあげくん」が5月31日、発売以来初めて値上げされ238円(税込み)となる。これだけではない。6月1日からは即席麺やアイスなどの多くの商品が値上りし、家計のやりくりは今後ますます難しくなりそうだ。ファイナンシャルプランナーに値上げラッシュに向き合う“やりくり術”を聞いた。

今年に入り、連日のように発表される食品の値上げ。主な要因は物流費や原材料費の値上がりや急激な円安、人件費の上昇だ。街で取材すると諦めムードが漂う。

---値上げについてどう思う?
「厳しいが子供の食べるものは出し惜しみできないので、それ以外のところで大人が我慢するしかない」
「小麦が上がると当然弁当も高くなる。値上がりしても賃金は上がらないので、そこを上げて欲しい」

帝国データバンクによると今年に入り4770品目の食品が値上がりした。6月から7月にかけてさらに3000を超える品目が追加で値上げされる予定だ。今年中に値上げされるのは今のところ8385品目にのぼり、平均値上げ率は12%となっている。

「うまかっちゃん」や「サッポロ一番」などの小麦を原材料とする多くの即席麺は6月1日の出荷分から値上がりする。永谷園は、定番のお茶漬けや即席みそ汁などを約5~9パーセント値上げします。ほかにもソースやすし酢などの調味料、アイスクリーム、冷凍食品などが続く。

子供達に人気のスナック菓子も例外ではなく、カルビーなど商品によっては価格を据え置くかわりに内容量を減らすところもある。さらに夏から秋にかけてはビールなどの酒類や飲料水も値上がりするという。

市民「前は値上げと聞いたら買いだめしていたけれど、ずっと値上げで備える感覚が薄れている」

値上げラッシュが続く中、家計をうまくやりくりするにはどうしたらいいのだろうか?ファイナンシャルプランナーに聞いた。

ファイナンシャルプランナー・新田真由美さん「お菓子はディスカウントストアやプライベートブランド商品を利用するのもおすすめ」

イオン九州やミスターマックスはプライベートブランドの商品価格を当面据え置き、消費者の生活を応援する取り組みを続けている。一方で「買いだめ」には注意が必要だと言います。

ファイナンシャルプランナー・新田さん「カップ麺は非常食のイメージがありますが意外と賞味期限が短いので確認を。漠然とした不安にかられて無駄に買いだめしてしまいがち。かえって無駄づかいになることもあるのでこの機会に家庭の消費量をしっかり確認することが大切」

こうした食材の価格の高騰を受けて、学校の給食費の値上げに踏み切る自治体も出てきた。