山口県北部を襲った豪雨災害から10年を迎えるのを前に被害が出た山口市阿東地区で避難訓練が行われました。


山口市阿東地区の鍋倉集落では災害をきっかけに毎年この時期に避難訓練を行っています。

2013年7月28日に県北部を襲った豪雨災害では死者2人、行方不明者1人、1700棟以上の住宅が被害を受けました。

訓練は、大雨で近くを流れる阿武川が氾濫のおそれがあり避難指示が出たという想定で行われました。

住民らは避難所となっている公民館への経路を確認しながら避難していきました。

住民
「逃げるのもなかなか大変でしたから、2階でこう避難して上から見ていたぐらいなんですが、あれよあれよいううちに家の中へ水が入ってきましたから、やっぱり避難が一番いうことですね」

鍋倉自主防災会 伊藤浩文 会長
「やっぱし(訓練を)続けていくことで避難の腰が重たい、軽くちょっと避難しようかというようなことができるんじゃないかと思っておりますので」

このほか火災に備えて消火器を使った訓練も行われました。