線状降水帯発生情報が出された大雨による被害を受けて山口県は1日、山口市と美祢市に災害救助法を適用することにしました。

これにより、避難所の設置や障害物の撤去などの災害救助に関する経費が、国と県の負担となります。県は適用の理由について「多数の者が生命や身体に危害を受けるなど継続的に救助を必要としているため」としています。6月30日からの適用で、2022年9月の台風14号以来となります。

この大雨では、県内各地で土砂崩れや浸水などの被害が相次いでいます。山口市では川に流された軽乗用車から男性1人が救助されましたが、その後、死亡が確認されました。また、美祢市ではトラックや乗用車など合わせて7台が冠水。うち1台の運転手と連絡が取れなくなっていて、川に流された可能性もあると見て警察が捜索しています。厚狭川をまたぐ美祢線の線路が崩落しました。