6月の北陸3県の経済動向について、北陸財務局は「緩やかに持ち直している」として、14か月連続で判断を据え置きました。

個人消費ではスーパーなどの売り上げが伸びていて、販売価格の上昇で客単価が増えているということです。また、エネルギー価格の上昇を背景とした節約意識の影響で、省エネ家電に動きが見られます。温泉地の宿泊客数や観光地の入り込み客数は、ゴールデンウィーク前半までは好調だったものの、能登での地震の発生により温泉地でキャンセルが発生した他、新規の予約も伸び悩んでいる状況です。

先行きについて北陸財務局は、「夏に向けてインバウンドに期待が持てること、中小企業へも賃上げが広がるなどの動きが良い影響を与えるか注視していきたい」としています。