黒部川の関西電力と国土交通省の2つのダムは1日午後、連携して排砂ゲートを開き、上流の出し平ダムの底にたまった土砂を押し流す「連携排砂」を始めました。

大雨によって黒部川上流の出し平ダムの流入量が基準値に達したため、30日午後6時50分に連携排砂に向けた実施体制に入りました。その後、午後9時40分に下流側の宇奈月ダム水位を下げる操作を開始しました。

1日は2つのダムの排砂ゲートが開いた状態となり午後1時24分、上流の関西電力・出し平ダムにたまった土砂が押し流される「自然流下」の状態になりました。

黒部川の連携排砂は昨年度実施されておらず、今回実施すれば2年ぶりとなり、出し平ダムの土砂35万トンを目標に排出される見込みです。