今年2月、アメリカ本土上空に飛来した中国の気球について、アメリカ国防総省は防御措置により「アメリカでの情報収集はできなかった」との見方を明らかにしました。

アメリカ 国防総省 ライダー報道官
「我々は気球がアメリカ上空を飛行中には情報を収集しなかったと考えている」

2月にアメリカ本土上空に飛来し、アメリカ軍が撃墜した中国の気球について、国防総省の報道官は29日、アメリカ側が防御措置をとったことなどから情報収集はできなかったとの分析を明らかにしました。

また、アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」は気球がアメリカ製の機器を搭載していたと伝えましたが、報道官は事実関係の確認は避けながらも「ドローンなどで市販されているアメリカ製部品が使われていたことがある」と指摘。「驚くにはあたらない」としています。