長崎県松浦市のコンビニエンスストアで強盗傷害事件が発生して、29日で一週間です。
警察は犯人が身長170センチ前後の男の可能性が高いとして捜査していますが、いまだ逮捕には至っていません。

白壁史朗記者:
「事件から1週間が経った現場です。店は再開し、日常の光景を取り戻しつつあります」

被害にあったコンビニエンスストアは、事件の2日後から営業を再開し、29日も近所の住民が買い物に訪れていました。


この事件は22日の午前4時前、松浦市御厨町のコンビニに男が押し入り、40代の男性店員と60代の男性客を、バールで複数回殴って重傷を負わせた上、現金数万円入りのトレーを奪って逃走したものです。

被害にあった男性客は、警察の聞き取りに対し「犯人は自分よりも身長が高かった」と証言していることから、警察は犯人の身長は170センチ前後の可能性が高いとみて捜査しています。

また、防犯カメラの映像によると、犯人は当時手袋をしていたということです。

白壁史朗記者:
「犯人は現金が入ったトレーを持ち、松浦市の中心部方面に逃げ去ったということです」


事件発生から1週間。
警察は29日まで、犯行が行われた時間帯に合わせて検問を行いましたが、有力な手掛かりは得られていないということです。

普段は平穏な町で起きた、凶悪な犯行。
市民の不安を和らげようと、警察は事件当日からパトカーを使った巡回を強化していますが、市民からは不安の声が聞かれました。

(記者)(事件があった)コンビニエンストアはよく使われたりしていますか?
松浦市民:「ええ。怖いですよね」

「用心せんばねと思ってですね、こんな狭い町で、あがん所でですね」

「どこに潜んでいるかという感じもありますしね。心配は心配ですよね、早く捕まってもらいたいですけどね」

警察は引き続き、防犯カメラやドライブレコーダーの解析を進めるとともに、関係者から話を聞くなどして逃げた犯人の行方を追っています。