東京・明治神宮外苑の再開発をめぐり、近隣住民らが計画を認めた東京都に対し取り消しを求めている裁判で、初めての弁論がさきほどから東京地裁で開かれています。

神宮外苑の再開発では、球場の建て替えや高層ビル建設などが予定されていて、都は今年2月、事業者に認可を出しました。

しかし、近隣住民らは▼歴史的景観が損なわれることや、▼伐採や移植される木が3000本にのぼることなどをめぐり、都が十分な審議を行っていないなどとして、取り消しを求める訴えを起こしていて、午前11時から第1回口頭弁論が開かれています。

この再開発には、音楽家の坂本龍一さんが生前、見直しを求めるなど反対の声があがっています。