来年度採用の公立学校・教員採用試験の志願倍率は2.5倍で、記録が残る中では最低となりました。

県教育委員会によりますと、来年度採用予定の、公立学校の教員採用試験は、志願者数1066人で、採用見込み433人程度に対して志願倍率は2.5倍でした。


前の年から0.4ポイント下がり、記録が残る1987年度以降では最低となりました。

小学校は1.6倍、中学校は2.1倍、高校は4.7倍でいずれも前の年を下回っています。

一方、今年度新設された教員免許を持っていない人を対象に免許取得の費用を補助する「教職チャレンジサポート特別選考」には57人が志願し、志願倍率は11.4倍となりました。

県教委は、「志願者数は前の年とほぼ変わらないが、退職者数などを考慮して教員の採用見込者数を増やしたことが志願倍率の低下につながった。大学訪問するなど志願者が増えるよう取り組みを進めたい」としています。

一次試験は7月8日に始まります。