去年2月、愛媛県東温市を通る伊予鉄道横河原線で起きた脱線事故で、国の運輸安全委員会は、ポイント部分の金属部品が折れたことが事故原因とする報告書を公表しました。
この事故は去年2月7日、伊予鉄・横河原線の見奈良駅構内で、高浜駅に向かっていた3両編成の電車が脱線したもので、乗客と乗員あわせて15人にけがはありませんでした。
事故の原因などを調べていた国の運輸安全委員会が報告書をまとめ、それによりますと、線路のポイント部分のレールに取り付けられた「転てつ棒」と呼ばれる部品が、振動による金属疲労で折れたことが脱線の引き金になったと指摘しました。
また「転てつ棒」の定期点検を塗装をはがさずに実施していたため「亀裂を発見できなかった可能性がある」と指摘しています。
事故を受け伊予鉄は、全路線を対象に、設置されている25カ所全ての「転てつ棒」を新しいものに交換したほか、今後は取り付けから10年が経過すれば交換するなど、再発防止に取り組む考えです。
調査報告書を受け、伊予鉄は「報告書を精査し、再発防止に努める」とコメントしています。
注目の記事
「赤ちゃんにはなるべくあなたの母乳を」牛乳パックの“広告”に賛否 50年続く表現めぐりSNSで様々な意見

「市民に信を問う」“学歴詐称”疑惑で不信任決議を受けた静岡・伊東市の田久保市長、議会解散を選択 「伊東市がどうなっても関係ない」市民からは怒りの声【news23】

“あと1個”や“残り1分”「ダークパターン」の可能性、“ひっかけ型”で定期購入も【Nスタ解説】

【最新】女子中学生をはねとばした”危険運転” 事故から2週間...中学生は未だ意識不明 ドライバーは "停車した車" を追い抜き命を危険に...「危険運転」とは何か 事故の状況からわかる恐ろしさとは(山形・酒田市)

「胸がなくても大丈夫」乳がん公表の梅宮アンナさん…闘病から電撃結婚までを語る 家族への願い「変わりなく接してほしい」

【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」
