1日に20時間眠り続ける原因不明の病気をご存じでしょうか?ある中学生は今年、突然、この病気を発症しました。学校にも通えない日々が続き、時には強い眠気のまま、無意識に危険な行動をしてしまうこともあるそうです。地域や社会はどのような支援が出来るのでしょうか?

100万人に1〜2人の割合で発病 毎日の睡眠時間は16〜20時間

ひろと君(仮名)の父親:
「本当にわけがわからないっていう混乱ですね。本当に5分おきに息しているかなって確認しているような状況が、ずっと2週間くらい続きました」

沖縄県に住む中学2年生のひろと君(仮名)。2023年1月、突然、朝起きることができなくなりました。

ひろと君(仮名)の父親:
「症状としては1日20時間眠り続けて、何をしても起きないような状況です」
「病気になってから調べたら、こういう睡眠の記録を書いた方がいいということで。1月16日月曜日は、午後3時から4時の間に起きて、夕方8時に寝たという記録ですね」

病名は「クライネ・レビン症候群」100万人に1〜2人の割合で発病するといわれています。毎日の睡眠時間は16〜20時間。夕方まで起きられずに、学校も欠席する日々が続きました。一度起きても、強い眠気に勝てず再び寝てしまうこともあり、起きた記憶もないといいます。