“アルコール消毒”が効かない…警戒強める子どもを預かる施設
金沢市の「光こども園」です。新型コロナの感染拡大以降、今も手洗いや、換気といった感染症への対策に取り組んでいます。日頃から保護者宛の便りなどを通じて注意の呼びかけを徹底していることもあり、園内での感染状況は落ち着いています。高山如子 主幹保育教諭は「もしかしたらいづれ石川県に入ってくるのかなという懸念もあるので怖いと言えば怖い」と話します。それでも今週に入って3歳未満児のクラスで1人がヘルパンギーナに感染しました。

高山如子 主幹保育教諭
「おもちゃの洗浄…洗うだけなんですけど、毎日やっていたり、同じ食器を使わないであったり、本当に一般的にされているようなことは意識しながら毎日やっている」
ヘルパンギーナが厄介な点はウイルスの特性からアルコール消毒が効かないこと。そのため、こども園では、感染拡大を防ぐための一層の警戒が続きます。高山如子 主幹保育教諭は「毎日していることを、より丁寧に、ということになると思う」と強調します。取材した光こども園では「ひとたび感染するとあっというまに拡大する」として警戒を続け、保育士さんたちがこまめに対応していました。
さらに、藤澤医師によりますと、主に感染するのは乳幼児から小学校低学年までということですが、まれに大人も感染するそうです。そして、注意したいのがアルコール消毒が効かない点です。

そのため、消毒には薬局などで売られている次亜塩素酸ナトリウムや、塩素系漂白剤を水で薄めたものが有効とされています。これらを踏まえ日常で心掛けたいのは…

・丁寧な手洗い
・タオルや食器を使い回さない
・おむつ替えにも注意
…という点です。あらためて、家庭内での対策を心がけてください。