6月高知県議会の一般質問が27日から始まりました。濵田知事はマイナンバーカードをめぐるトラブルが全国で相次いでいることについて、県民の不安払しょくに取り組む姿勢を示しました。

27日から始まった6月県議会の一般質問で日本共産党の秦愛県議は、マイナンバーカードについて他人の口座が紐づけられるなどのトラブルが全国で相次いでいることを受け、次のように質問しました。

(日本共産党 秦愛 県議)
「国に対し問題の徹底究明を求めると同時に、マイナ保険証は中止し、紙の保険証を継続発行することを求めるべきと考えるが知事の所見をうかがいます」

これに対し濵田知事は「トラブルが起こっているのは大変残念だが、マイナンバー自体が否定されるものではない」と強調。「投薬歴や病歴などを効率的に把握できるメリットも大きい」として、「段階的に国民の理解を得ながら進めることが望ましい」という考えを示しました。

(濵田省司 知事)
「(岸田総理は)国民の不安払拭のための措置が完了することが、(紙の保険証廃止の)大前提と表明されています。県としましても国や市町村と一体となってこの総点検等を行い、できるだけ早期に県民の不安が払拭できるよう取り組んでまいります」

6月県議会の一般質問は29日までです。