今の時期、日の出が早く朝早くから目が覚めてしまう、という方も多いかも知れません。また、これからの季節は寝苦しい熱帯夜も。

そんなこの時期に懸念されるのは「睡眠障害」です。健康や、時には命にも関ってくる睡眠不足、どうすれば十分な睡眠を確保できるのでしょうか?そのポイントは「光」と「エアコン」です。

(※夏至の6月21日に配信した記事に、6月27日に放送した動画を付け、再掲しました)

「熱帯夜」「早い日の出」朝までぐっすり眠れない!

皆さんは、普段しっかり眠れていますか?

(街の人)
「午前2時とか3時くらいまで眠れないときがザラにある。寝たいけれど眠れないみたいな」

「若いときは8時間、9時間くらい眠れていたけれど、年をとるとやっぱりね」
「子どもが小さいので夜泣きで何回も起きたりします。いっぱい眠れた時の方がいろんなことも笑顔で乗り切れる気がします」

「人間関係が上手くいかないと眠れなかったりします」
「暑くてムシムシして朝3時とか4時とかに一度起きてしまう」

これからの時期は「夜の暑さ」が大敵

睡眠不足には様々な背景がありますが、これからの時期、夜の暑さが睡眠に大きく影響してくるといいます。岡山大学で「気候変動による影響や適応策」について研究する鳴海教授です。

(岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 鳴海大典教授)
「睡眠被害は気温が上がることにしたがって増えていく。明け方が早くなる影響もあるのかもしれませんが、それ以上に気温が上がることによって途中で起きてしまうとかに影響してくるのではないかと思います」

特に最低気温が25度を上回る熱帯夜が、睡眠の質を悪化させていくという研究データもあります。

・寝苦しくて眠りにつくまでに時間が掛かる
・途中で目が覚める
・暑さで朝早く起きてしまう
などの影響で、日中に強い眠気が誘発されるなどのおそれもあります。睡眠の質を上げるためにはエアコンの使い方に注意することが重要だと話します。