山口県内のスポーツビジネスの市場規模は、年間の生産額が1,000億円にのぼることがわかりました。

スポーツ関連産業によって生み出された全体額・スポーツ生産額を民間の経済研究機関、山口経済研究所が試算したものです。

対象はフィットネスクラブや、ゴルフ場などの娯楽サービスの他、スポーツ中継を含む放送や体育の教育などで、スポーツビジネスについて調査したのは山口県内で初めてです。

スポーツ用品の小売りなどは除かれています。試算では山口県内のスポーツビジネスの年間の生産額は1.000億円を超え、GDPに換算すると全産業のおよそ1%にあたります。

生産額を分野別でみると、娯楽サービスが342億6900万円、次いで教育が220億100万円などとなっています。

また山口県内のスポーツ関連事業所の数を人口1万人あたりでみると、スイミングスクールやヨガ教室などのスポーツ施設提供業が全国6位、ゴルフ練習場が8位となっています。

山口経済研究所では今後も健康志向の高まりから、スポーツ市場の規模は拡大していくとみています。