岩手県が定める「平泉世界遺産の日」にあわせて、県内3か所の世界遺産を紹介するパネルの展示が26日、岩手県庁で始まりました。

 パネルの展示は、岩手県内の世界遺産について広く知ってもらおうと、岩手県が開いているもので、今月29日の「平泉世界遺産の日」に合わせて企画されました。岩手県には、奈良県、鹿児島県と並んで国内最多の3つの世界遺産があり、会場では平泉、釜石市の橋野鉄鉱山、一戸町の御所野遺跡のそれぞれの魅力を紹介するパネル30点が展示されています。このうち「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の1つ「橋野鉄鉱山」は、近代製鉄の父と呼ばれる大島高任の技術指導によって建設されたことや、日本最古の洋式高炉跡であることなどをパネルで紹介しています。パネルの展示は「平泉世界遺産の日」の後も来月7日まで行われていて、今年度は県内外7か所でも巡回展示されます。