身近な実験を通して、子どもたちに科学の視点を身に付けてほしいと岩手県北上市で24日、体験イベントが行われました。

 これは北上市教育委員会が2019年度から行っているものです。24日はお茶の水女子大サイエンス&エデュケーション研究所の露久保美夏さんを講師に、市内の小学4年生から6年生合わせて約60人が、実験を行いました。実験では、蒸しパンを作ってベーキングパウダーに水と熱を加えると、二酸化炭素が出て生地が膨らむことを学びました。子どもたちは、新たな発見に目を輝かせていました。年に2回行われているこのイベントは毎回すぐに定員が埋まる人気で、市の教育委員会は「実験を行うことで課題を主体的に解決する力も育んでほしい」と話していました。