岩手県釜石市は23日、今年度の軽自動車税の督促状や請求の通知を誤って税金を払う義務のない人に送っていたと発表しました。

 釜石市によりますと軽自動車税の督促状が誤って送られたのは168人、203台分です。また誤って請求の通知が送られたのは5人で、すでにそれぞれ4000円から1万2900円の税金を納付したということです。
 今年3月までに廃車や名義変更の手続きを済ませた場合、課税の対象とはなりませんが、釜石市は担当者が誤ってこうした手続きが反映されていないデータをもとに税額を計算したことが原因としています。
 誤った督促状や通知をもとに税金を納めた市民には速やかに還付の手続きをする方針です。
 釜石市税務課の廣田昭仁課長は「市民の皆さんにご迷惑をおかけしお詫び申し上げます。マニュアルの作成やチェック体制の整備をして再発防止に努めます」と話しました。