牛の伝染病をきっかけに 2年間試行錯誤で開発 特許出願し販売へ

東さんが体温計の開発を決意したのは4年前。
牛サルモネラ症という伝染病が牛舎を襲ったことがきっかけでした。

(そうすけファーム 東 竜馬 代表)
「4年前にサルモネラ症という伝染病が入ってしまって、子牛とか100頭以上死んでしまったので、それが2年間続いて。菌が便の中に排出されるので、それを人間が感染を助長しているのではないかと思い、開発を始めました」

およそ2年間試行錯誤を重ねた結果、ようやく完成した新しい体温計。
東さんは現在、特許を出願するなどして販売に向けた準備を進めています。

(そうすけファーム 東 竜馬 代表)
「農家が使いやすくて、より安くて、使い続けられるものを作って、農家みんなが助かって、地域が盛り上がっていけばいいと思います」

牛の命を守るため、そして農家の負担軽減のため。これまでの常識を変えるかもしれない酪農家の挑戦が始まっています。

※MRTテレビ「Check!」6月22日(木)放送分から