世界の航空事業に関する国連の専門機関、ICAO=国際民間航空機関は、北朝鮮の弾道ミサイル発射が空の安全を脅かしていると非難する決議案を採択しました。

北朝鮮は先月31日、弾道ミサイルの技術を利用して「軍事偵察衛星」を打ち上げましたが、失敗。

これを受け、カナダのモントリオールで19日開かれたICAOの定期理事会では、北朝鮮への対応が協議されました。

理事会では「国際民間航空に深刻なリスクをもたらす北朝鮮による最近のミサイル発射を非難する」とし、国際条約などを守るよう促す決議案が、全会一致で採択されました。

韓国政府は「国際規範に違反する北朝鮮の行為を容認しないという国際社会の団結した意志を改めて示した」と評価しています。