私が働いた施設で手術をされた人がおられた

1996年まで施行された「優生保護法」。

命に優劣をつける差別的な優生思想に基づき、障害や病気を理由とした強制的な不妊手術を容認してきました。5年前から、被害者が国を相手取った裁判が全国各地に広がり、河上さんたちは、富山県に対して、県内の被害の実態解明や被害者の救済を求めて、申し入れなどを行ってきました。

河上千鶴子さん:「実際、私が若い頃働いた施設でも手術をされた人がおられた」

19日、国会では旧優生保護法による被害の実態をまとめた報告書が衆参両院の議長に提出されました。報告書によりますと、旧優生保護法の下での不妊手術は全国で2万4993件。