BSSテレビ「テレポート山陰」のキャスターが自ら取材し伝える「伝えたいが原動力」。
今回は、「教え方がわからない!」、「タイミングがわからない!」、
そんな家庭での性教育について考えます。


鳥取県米子市の「本の学校今井ブックセンター」。

小林 健和 アナウンサー
「こちらの書店には、カウンターの目の前に、家庭で始める性教育に関する本のコーナーが設けられています。」

店内の育児本が並ぶ売場には、絵本やポップなイラストが描かれた「性教育」に関する書籍がすらりと並んでいます。

書店の性教育本コーナー

本の学校今井ブックセンター 竹田 優 店長
「興味・関心、子どもの時からそういった教育をしておけば、これから大きくなっても安心というところの意識が高まってきた。」

書店によりますと、性教育に関する育児本は年々増えているとのこと。
なかでも、未就学児向けの性教育に関する本が増えてきているということで、
子どもへの性に対する教育が重要視されている傾向にあります。

一方で、子育て世代に話を聞いてみると・・・

2児の母
「何も考えていないです。」

2児の母
「特に今のところはない。」

2児の夫婦
「ネットとかで情報がなんでも見られてしまうので、気を付けながら、誇張されたものなどもあると思うので、誤ったというか間違った情報を得ないようにはさせようと思う。」

子育て情報メディアを運営する「ネクストビート」によりますと、
家庭の性教育についての調査では、子育て世帯のおよそ8割が家庭での性教育を
「実施していない」、「必要性は感じているが実施していない」と回答。

理由としては、「どう教えていいかわからない」、「性教育を始めるタイミングがわからない」などがあげられています。


木嶋 雄大 アナウンサー
「いまはスマホやインターネットであらゆる性に関する情報に簡単にアクセスできますから、家庭での性教育が重要と言えますね。」

小林 健和 アナウンサー
「じつは、義務教育までのところでは、国が定めている学習指導要領において『人の受精に至る過程は取り扱わない』、『妊娠の経過は取り扱わない』とされていまして、小・中学校では受精の前提となる性交について教えることが避けられている形です。だからこそ、家庭で子どもに教える性教育がポイントになってきます。」

そこで、これまでに100回ほど性教育などに関する講義を行っている、保健師で「生」教育アドバイザーの大石真那さんに話を聞きました。

「生」教育アドバイザー 大石 真那 さん
「やっぱり恥ずかしさや抵抗感とかがあると思う。それはそれで全然かまわないと思っていて、無理はせずにということをお伝えしたい。」

大石さんは、子どもに教える前に、親自身が性に対する価値観を見つめ直すことも大切だと話します。
なかでも、未就学児や小学校低学年へ教えるときには、隠さず、素直に応えてあげることが
大事だということです。

「生」教育アドバイザー 大石 真那 さん
「お子さんにとっては、いろいろな質問と同じように、例えばゾウの鼻はなんで長いのとか、素朴な疑問として聞いてくれる時期がある。お子さんが興味を持ったタイミングにあわせて伝えてあげるのも一つかなと思う。」

小崎 純佳 アナウンサー
「子ども対して、素直にまっすぐに伝えてあげることが、『性』がいかに大切なことなのかを理解してもらえるきっかけになりそうですね。」

小林 健和 アナウンサー
「中学生・思春期に入ると、なかなか親と面と向かって話したがらない時期もやってくるかもしれません。まずは子どもが小さいうちから『性』を含め、わからないことを相談できる関係を作っておくことが重要なのだと取材を通して感じました。」