うその電話で、山口県宇部市の高齢女性が1850万円あまりをだまし取られたことが、20日分かりました。県内で1000万円以上の被害は、今年4件目です。
警察によると5月12日、宇部市の1人暮らしの70代の女性の家に、ハウスメーカーの社員を名乗る男から「介護施設の権利を譲って欲しい」と電話がありました。女性が了承すると「名義貸しは犯罪になる」「あなたの財産が差し押さえられるので、現金を弁護士会に預けたほうがいい」などと相次いで金を要求されたということです。話を信じた女性は、約1か月間に現金を宅配便で送ったり、コンビニで電子マネーを買ったりして、あわせて1855万円をだまし取られました。銀行やコンビニで従業員から声をかけられたものの、犯人の指示に従って「詐欺ではない」と答え、宅配便は中身を衣類や本として送っていたということです。
今年、県内で確認された1000万円以上の被害は4件目で、警察は「現金を宅配便で送れ、電子マネー買えは詐欺の手口」と注意を呼びかけています。














