大人が担う家事や家族の世話などをする子ども、「ヤングケアラー」が社会問題化する中、県内初の、専門の相談窓口が開設されました。
県が事業を委託した「こども家庭支援センター清光」が、きょう、専門相談窓口を開設しました。

「ヤングケアラー」は家族の介護や家事に追われる18歳未満の子どものことで、「学校に行けない」、「希望の進路をあきらめる」などの影響が社会問題化しています。
相談先が分からないという声が上がるなか、ワンストップで相談を受け付け、市や町などと連携して支援につなげるねらいです。

県の2022年の調査では「世話のため、やりたいけどできていないことがある」と回答したのは2.3パーセントで、この児童・生徒がヤングケアラーの可能性があるとされています。
こども家庭支援センター 清光 桑木宏道 センター長「やっぱり子どもらしい生活、そういうものを一緒になってやっぱりそれが必要なんだということを子どもたちにも訴えて、あるいは関係者、親にもしっかり伝えていくのが必要だと思っております」
県こども家庭課児童環境班 近藤弘一さん
「学業に影響があったりとか心身に不調をきたすような場合もあります。そういった子どもたちが1人でも減らせれることができればなとそういった思いでこの窓口を設置させていただきましたので」
電話やメールでの相談は24時間、来所での相談は月曜日から土曜日の午前9時から午後6時まで受け付けています。
☆「こども家庭支援センター清光」(山口市阿知須1448番地)
電話0836―65―1177 メールyoungcarer@s―seikouen.com
来所相談 月曜日から土曜日の午前9時~午後6時まで
※電話もしくはメールで事前予約が必要














