長野市篠ノ井の長谷寺(はせでら)で18日、弘法大師・空海(こうぼうだいし・くうかい)の生誕1250年を記念した法要が行われ、およそ600人が『火渡り修行』に臨みました。

家内安全や全国大会出場、そして一歩踏み出す勇気…など、参加者の願いは様々です。

鮮やかな衣装を身にまとった子どもたち。

保護者と手をつなぎながら、ゆっくりと歩いた稚児行列(ちごぎょうれつ)には20人余りが参加し、子どもたちの健やかな成長と無病息災を祈りました。

法要は、真言宗(しんごんしゅう)の開祖=弘法大師・空海(こうぼうだいし・くうかい)の生誕1250年を記念したものです。


その後、行われたのは、護摩木(ごまぎ)などを燃やした灰の上を素足で歩く「火渡り修行」です。


(宮崎明人(みやざきあきと)長谷寺総代長)
「末永く、幸せに暮らしていただけるような、そんな願いを込めてやらせていただいています」

心願成就や疫病退散など、参加者はそれぞれの願いを込めて歩きます。

(参加者は…)
「家族。家内安全とかね」
「合唱団をやっていて全国大会に行きたいので、その願いを思いながら歩きました」
「なんでもやる前ってドキドキするんですけど、一歩踏み出せば意外と大丈夫だったということを子どもたちにも経験してもらいたくて挑戦してみました」

寺によりますと、「火渡り修行」には子どもからお年寄りまで、およそ600人が参加し、参加者は「とてもいい思い出になった」と話していました。