束稲山(たばしねやま)の山麓地域が日本農業遺産になったことを記念するシンポジウムが17日、一関市で行われました。

 一関市、奥州市、平泉町にまたがる束稲山の麓の地域は、自然災害を分散・軽減する独自の農林業を営む地域だとして今年1月、日本農業遺産に認定されました。
 17日は約100人が出席して、この分野の専門家でNPO法人の広田純一代表理事が講演しました。広田代表理事は今回の認定を通じて「地域が生まれ変わるきっかけにしてほしい」として世界農業遺産の登録を目指すよう激励しました。
 参加者たちは束稲山麓の価値を再認識しながら、地域活性化にもつなげたいとより一層の取り組みを誓いました。