今年1月から5月末までの労働災害による岩手県内の死傷者は717人で、去年の同じ時期に比べて1割あまり増加しています。

 岩手労働局のまとめによりますと、今年1月から5月末までの県内の全ての業種における労働災害の死傷者は717人で、去年の同じ時期と比べて77人増えています。職場での新型コロナの感染が164人と去年の同じ時期よりも134人増えたことなどが要因とみられます。
 死亡災害は建設業1人と商業1人のあわせて2人で去年の同じ時期より10人減っています。
 労働災害の状況別では「転倒」が212人と最も多く全体の3割を占めました。岩手労働局は「災害発生の動向を踏まえた上で、労働災害防止の的確な推進に取り組む」としています。