岩手県内の火山活動に関する検討会が16日、盛岡市で開かれ、夏山シーズン到来を迎えて、岩手に関連した3つの常時観測火山について評価しました。

 この検討会は火山や地質、防災の専門家で構成されていて年に2回開かれています。
 このうち秋田駒ヶ岳については火山性地震の発生する頻度が高く、女岳(めだけ)付近では地熱活動も継続的に認められているといいます。このため「今後の注視が必要」と評価しました。
 岩手山と栗駒山については活動に特段の変化はなく、「平穏な状態」との見解をまとめました。ただ栗駒山の昭和湖付近では高濃度の火山ガスが検出されている場所もあります。
 検討会では「異常を感じた場合はすぐ下山すること」を呼びかけています。