改修後はどんな美術館に?「収蔵庫をあえてガラス張りに」

そして今回、休館を前に県美術館の裏側にtbcのカメラが入りました。

バックヤード、改修後は美術館の収蔵庫に

宮城県美術館 濱崎礼二副館長:
「普段はなかなか入れないバックヤードです。作品展示のための備品や移動させるためのいろんな機材が置かれています」

地下1階県民ギャラリーのバックヤードです。このバックヤード、改修工事で収蔵庫に生まれ変わります。

宮城県美術館 濱崎礼二副館長:
「本来収蔵庫の中に入ることはできません。誰も収蔵状態は見えないんですが、それをあえてガラス張りにして中に収蔵しているような形で作品を見せる」
増子華子tbcアナウンサー:
「収蔵庫というのは作品を保管する場所だと思うんですが、それをあえて見せるんですか?」
宮城県美術館 濱崎礼二副館長:
「全国的にも類例はあまりありません」

ガラス張りで「見える収蔵庫」に

こちらが、リニューアル後の美術館の平面図です。1階と2階にある4つの展示室はそのまま。エントランスホールの一番奥にある図書室と映像室は情報交流ラウンジとなります。そして地下1階の県民ギャラリーは、現在の1階の講堂に移転します。地下1階には新展示室が作られ、その奥に新しい美術館の目玉となる「見える収蔵庫」が設けられます。

宮城県美術館 濱崎礼二副館長:
「この壁から向こうの柱まで一面が見える収蔵庫になります」