去年1年間に山形県内を訪れた外国人観光客が、前の年の3倍以上となるおよそ5万7000人だったことが分かりました。

調査は、山形県内の従業員数10人以上の宿泊施設と、114の立ち寄り施設などを対象に行われました。

それによりますと、去年、県内を訪れた外国人観光客は、延べ5万7451人で、前の年から4万人以上増えました。

国別では、中国が最も多く7021人、次いで台湾の6341人、タイが4940人などとなっています。

延べ4852人が訪れた香港は、前の年からおよそ47倍になりました。

地域別では、村山が4万1096人と突出して多くなっています。
県ではこの結果について、去年10月に新型コロナの水際対策が大幅に緩和され、
香港やASEAN諸国から紅葉や雪を求めて多くの観光客が訪れたことなどを要因としてあげています。

今後について県では、チャーター便や外航クルーズ船の受け入れ態勢を整えるほか、東北各県と連携し周遊観光の仕組みを作ることなどを通じて、インバウンドの拡大に努めていきたいとしています。