高齢者が行方不明になる事案は後を絶ちません。先月、富山県高岡市で行方不明になり、3日後、海で遺体がみつかった78歳の女性がいます。女性は認知症で以前、3回も行方が分からなくなっていました。そのとき家族はどうすればよかったのでしょうか?行政に求められている対策とは…。

今月12日、行方不明になった母親を探す男性がいました。

高田さんの次男:「心配なことの一つではあったんだけど、実際自分がそういう立場になった時はもうどうしようもないですよね。やれることを目いっぱい探しても見つからないですからね。1時間でも10分でも早く見つかってほしい」

富山県射水市の自宅でいっしょに住んでいた76歳の高田きみ子さん。4日前、突然、自宅から“消えた”のです。

高田さんの次男:「ここですよね。いつもここに置いてある自転車で出かけるんで」

高田さんは認知症だったといいます。

高田さんの次男:「結局(認知症に)そうなってしまったからといって家にいたら閉じ込めておくわけにもいかないもので自分も仕事してたら家にずっといるわけでもないし体が別に都合悪かったわけじゃないので。本人が調子よければ外に出ていくことがあったから」

行方不明から4日。高田さんはまだ見つかっていません。