警察の行方不明者の捜索や、犯罪捜査で活躍する「嘱託警察犬」の技能審査が山口県山口市でありました。


嘱託警察犬は、民間で飼育・訓練される中から、審査に合格した犬が認定されるものです。


30頭が参加し、5つの布から、特定の臭いの布を探し当てたり、仮想の犯人の逃走経路をたどって遺留品を見つけたりしました。


今年4月に宇部市内で行方不明の高齢女性を発見したエイコーン号と指導手・河本久美子さん
「人が目で見えないところとか、そういうところを鼻で嗅ぎ分けていける力を持っているので、捜索の際には役に立つ存在だと思っています。すごく頼りになる相棒です」

山口県内では、山口県警が飼育する直轄犬3頭と、嘱託警察犬31頭が、出動要請に備えています。

山口県警察本部 鑑識課 警察犬担当 沖野祐介係長
「各地で発生する事案にいち早く対応することができる、現場から近い指導手がすぐに現場に駆けつけることができる、というのが最も大切なことです」


ことし1月から5月末までに、「嘱託警察犬」が20件出動し、行方不明者の捜索などにあたりました。