息子をかたって金を要求するいわゆる「オレオレ詐欺」の手口で、山口県下関市の80代の女性が現金200万円をだまし取られました。

警察によると、6月13日、下関市の80代の女性の家に同居している息子をかたる男から「のどにポリープができた」と電話がありました。

その後、息子や息子の上司を名乗る男から「会社の決算で金に困っている」「金を取りに行くので200万円を用意してくれ」などと金を要求されます。

医師を名乗る男からも電話があり話を信じた女性は、家に来た上司の息子を名乗る男に現金200万円を手渡し、だまし取られました。

女性は息子と2人暮らしで息子が帰ってきた時にだまされたことに気付いたということです。

県内で5月末までに確認されたうそ電話詐欺の被害金額は6800万円に上っています。

県警は「『金を準備して欲しい』という電話は詐欺を疑い、警察に通報して欲しい」と注意を呼びかけています。