鳥取県北栄町で、特産「大栄西瓜」の査定会が、25日開かれました。
大人気の夏の味覚は、例年にない甘さと大きさに仕上がった一方、輸送費など原油高の影響も出始めています。

生産者も参加しての査定会は3年ぶり。
査定会では、大きさや実のつまり具合などを確かめ、糖度を測っていきました。

今年は雪が多く、生育への影響が心配されたということですが、好天に恵まれたことで、例年にない甘さと大きさに仕上がったということです。

JA鳥取中央 大栄西瓜組合協議会 村岡高志 検査部長
「糖度が高く、シャリ感もあるので、そこを十分に楽しんでもらいたいと思います」

齊尾和之 記者
「全国的に高い人気を誇る大栄西瓜ですが、原油高の影響が少しずつ出てきているということです」

出来が良い一方で、輸送費は原油高の高騰で昨年より5パーセントほど上がり、来年以降はビニールシートなどの資材や肥料の値上がりも懸念されるといいます。

JA鳥取中央 大栄西瓜組合協議会 村岡高志 検査部長
「資材などは本当に安いものではないので、費用面は本当にかかってくるが、払うものはしょうがないので払って、そこを収入でカバーするということを目標に頑張っていきたいと思います」

市場への出荷は5月29日から始まり、JA鳥取中央では58万ケースの出荷、21億円の売り上げを目指しています。