「見ざる、言わざる、聞かざる」で知られる「木葉猿(このはざる)」が、誕生から1300年を迎えたことを記念する展示会が熊本市で開かれています。

見ざる・言わざる・聞かざる

馬に乗った猿に、握り飯を持った猿。これは、約500年前に作られた木葉猿です。

馬に乗った猿
握り飯を持った猿

熊本県伝統工芸館の会場には、玉東町(ぎょくとうまち)に伝わる郷土玩具を多くの人に知ってもらおうとさまざまな姿・形の猿が並べられています。

1300年前の奈良時代に誕生したと言い伝えられる木葉猿。

500年前の木葉猿


そのため今回は、1300人目の来場者に製作者の永田禮三(ながた れいぞう)さんから記念品が手渡されました。


中興7代目 永田禮三さん「(木葉猿を)愛する方、好きな方がますます増えるように願っています」

会場で「手びねり」と呼ばれる製作過程も見ることができるこの展示会は、9月3日まで開かれています。