客から寄せられた感想などを振り返りながら旅館の魅力を探し出します。その話の途中…
「キロロだ。アカショウビン。キロロロ…って鳴いているの。あまりないんですよ。“火の鳥”って言われているオレンジ色のすごくきれいな鳥で」

カワセミの仲間の珍しい鳥、「アカショウビン」の鳴き声が聞こえてきました。宿には大きな庭があり、水が流れ落ちる音も聞こえてきます。
「静かな」「くつろぎ」話し合いは1時間以上行われ、そんなイメージが固まってきました。

【小林康彦さん】
「渡辺さんと一緒にここを盛り上げていこうという感じでありがたく思っていました」

【小林陽子さん】
「いろんな意見を聞きながら知恵を拝借しながら、何とかしていい方向で行ければと思っている」

【特別経営支援チーム 渡辺湧士さん】
「大石屋旅館さんが『こうありたい』と思い描く姿にたどり着けるように、これからも一緒になって考えて、何か挑戦をするときには精一杯サポートしていけたらなと」
これから始まる融資の本格返済。
「特別経営支援チーム」は100の事業者への支援を目標に支援を続けていきます。
なお今回取材した大石屋旅館ですが、ウイルス禍だけではなく電気代の高騰や物価高の影響も受けています。周りの旅館は値上げをしているところが多く、大石屋旅館も値上げをするかどうか悩んでいるそうです。新型ウイルスだけでなく、こうした物価高の影響も出ています。県信用保証協会は「ゼロゼロ融資」の返済について早めの相談を呼び掛けています。