福島県外から訪れる小学校・中学校・高校の教育旅行に使うバスの経費を補助する事業を行っている県の委託事業者が、県外の学校1校に、これまでの申請者の個人情報を含む情報3032件が記載されたデータを誤ってメールで送っていたことがわかりました。

個人情報を含むデータを誤って送信したのは、県が業務委託している「福島県教育旅行復興事業事務局」の職員です。

県によりますと、6月8日、教育旅行の補助事業の申請手続きを行っていた県外の学校1校に送信したメールに、これまでの申請者の学校名や申請者住所、口座番号などの個人情報を含む情報3032件が記載されたエクセルデータを誤って添付したということです。

メールを受け取った学校から「どういう意味の添付ファイルなのか」と事務局に指摘があり、誤送信が発覚しました。

県の聞き取りに対し、誤送信をした職員は「複数のメール画面を開いていて無意識にファイルを添付してしまった」と話しているということです。

県はデータを受け取った学校に対し謝罪し、データはすでに削除されたことを確認したということです。

県は委託事業者に対しメールを送信するときは内容・添付ファイルを複数人でチェックするなど指導し、情報の管理や取り扱いには細心の注意のもと業務にあたるよう求めたということです。