■隠岐諸島へ…県外にも広がる大岡さんの取り組み



大岡さんの取り組みは県外にも広がりを見せています。ラブコールを送ってきたのは日本海の隠岐諸島。ワインを特産品にする計画がありワイナリーも建てましたが、ブドウ作りからトラブル続きで計画は頓挫。助けを求められた大岡さんも快諾しました。
(町役場の担当者)
「特産品作りの大きな一歩になるんじゃないかなと期待しています」
(育種家 林慎悟さん)
「できるだけきれいに切る」
大岡さんと林さんが手掛けた新品種を、島の人たちと接ぎ木しました。隠岐諸島の自然派ワインへの第一歩です。
(島の住民)
「黙々と作業してしまうくらい楽しかった」
■『若者よ、来たれ、そして彼に続け』

(『BRUTUS』編集部 渡辺泰介さん)
「大岡さんの記事の最後に『後進の若者よ、来たれ、そして彼に続け』と勝手にあおりを入れました。これから5年後、10年後に岡山のワイン造りがどうなっているのか非常に楽しみですし、継続してレポートできればという希望を持ちました。

(自然派ワイン醸造家 大岡弘武さん)
「ここにまた一つの特徴を持ったおいしい自然派ワインが生まれるんじゃないか。これが広がって自然派ワインという言葉が無くなってワインといえばそういうものだよねという風にいつかなるといいなと。」