自転車を操り、華麗な技を競うBMXフラットランド。その世界最高峰の大会を制した新潟県長岡市の高校生・片桐悠選手が優勝の喜びを市に報告しました。

長岡市役所を表敬訪問したのは中越高校3年生の片桐悠選手と、22歳の兄・亮選手です。2人が取り組む「BMXフラットランド」は平らな地面で自転車を操り、技の難易度や芸術性、独創性などを競う競技で、くるくると華麗に舞う様子から、“自転車のフィギュアスケート”とも呼ばれます。

実力者の兄・亮選手の背中を追いかけて7歳のときにBMXを始めた片桐選手。先月、国内トップクラスの大会で優勝を飾ると、勢いそのままに世界最高峰の大会=『Xゲームズ』で初出場ながら1位に輝きました。

試合の映像を見た磯田市長は…
【兄・亮選手】
「これが優勝した試合…」
【長岡市 磯田達伸市長】
「なにやってるんだ、これ?よくわからないよ~」
世界王者の“自転車さばき”に驚きを隠せません。

【長岡市 磯田達伸市長】
「ここでちょっと技をやってもらうわけには…」

突然のリクエストにも、制服姿でさわやかに応じた片桐悠選手でした。
【片桐悠選手(18)】
「BMXを広めていくために、いろいろな世界大会で優勝することができるように頑張りたい」

今後、オリンピックで正式種目として採用が期待されるBMXフラットランド。金メダルを獲る気持ちで挑みたい!と大きな夢を掲げています。