安倍元総理を殺害したなどの罪で起訴された、山上徹也被告の公判前整理手続きが予定されていた奈良地裁に、きょう午前、危険物の可能性があるものが届きました。これにより、きょうの手続きは中止になりました。

記者
「午後1時前です。奈良地裁に危険物の可能性があるものが届いたということで、現在、警察が職員などを外に出して、中を確認中です」

警察などによりますと、きょう午前11時15分ごろ、奈良地裁に粘着テープで梱包された段ボール箱が届き、職員が金属探知機で探知したところ、金属反応があったということです。

このため、裁判所は危険物の可能性があると判断し、職員や来庁者を建物の外に出して、安全確認を行いました。警察が中身の確認などを行っています。

奈良地裁ではきょう午後3時から、安倍元総理を銃撃し、殺害したなどの罪に問われている山上徹也被告の公判前整理手続きが行われる予定で、山上被告も出席する見通しでしたが、この件を受け、手続きは中止となりました。次回期日は未定だということです。