中国が保有する核弾頭の数が去年より60発増加したとスウェーデンの研究機関が発表しました。

ストックホルム国際平和研究所は12日、今年1月の時点で中国が保有する核弾頭の数について、前の年と比べて60発増え、推計で410発になったと発表しました。今後も数は増えるとの予想を示した上で、この傾向は「国家安全保障の維持のため最小限の核戦力のみ保有する」という中国の主張と整合しないと指摘しています。

また、北朝鮮については去年より5発増え、およそ30発になったと発表。

一方、核を保有する9か国の核弾頭の総数は去年と比べてやや減少しましたが、実際に運用可能な数は9576発となり、86発増加しています。