後半、直接フリーキックを決めた伊藤選手は、さらに後半アディショナルタイムに、ミドルシュートを沈めて同点に!そして試合終了直前、こぼれ球に反応し、冷静に流し込みました。プロ初のハットトリックでチームを劇的逆転勝利へ導きます。
2・3月の『明治安田生命J1リーグ月間MVP』に選ばれ、リーグ戦ではここまでチームトップとなる7ゴール・4アシストと文句なしの活躍。力強い言葉と活躍の裏には、サポーターへの強い思いがありました。

【伊藤涼太郎選手】
「もうこれ以上、(サポーターやスタッフが)悲しんでスタジアムから家に帰る姿をもう見たくない。笑顔で帰ってもらいたい、その一心」
そんな伊藤選手が“さらなる成長”のために選んだのが、ベルギー1部のシント=トロイデンへの完全移籍でした。
アルビレックス新潟での“最後の試合”となる11日の京都サンガ戦。伊藤選手は、アルビレックス新潟での1年半の集大成をビッグスワンのサポーターに届けます。
【伊藤涼太郎選手】
「愛情を注いでくれたファン・サポーターのために、本当にこの1勝を目指してしっかりやりたいですし、この1年半、自分がここでしてきたものというのを全て出す舞台だと思うので、最後はしっかりとサポーターの記憶に残るようなゴールだったり記録に残るようなプレーをどんどんしていきたい」
デンカビッグスワンスタジアムに集まるサポーターの前で、11日の試合では、どんなプレーを見せてくれるのでしょうか。なお伊藤選手は、今後メディカルチェックを経て、シント=トロイデンと正式契約を結ぶ予定です。